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アユタヤ名物を楽しみ、有名寺院「ワットマハタ―ト」へ

No. 414

タイの首都バンコクから日帰り旅行もできる古都アユタヤ。
今回はアユタヤで食したい名物を紹介しましょう。

それは…川エビです。
下流がバンコクに流れるチャオプラヤ川をはじめとする水場が多いアユタヤは川エビの養殖が盛んな土地柄。世界遺産に認定されている遺跡群同様、アユタヤ産の川エビはとても有名なのです。

今回のミッションはタイ人が利用するローカルなシーフードレストランに行くこと。
その1つである「エビセンター」はアユタヤ駅からトゥクトゥクで約15分の場所にあります。
トゥクトゥクのドライバーさんもこれまでお客さんを沢山乗せているのか、日本語で「エビセンター」と言ったら親指を上げて「OK!」。

トゥクトゥクからの風景

トゥクトゥクの荷台のようなシートで吹き付ける爽快な風を感じながら、次々に目に飛び込んでくるのどかな風景も道中の楽しみです。

エビセンターは川エビを中心にしたアユタヤで養殖された魚介類を扱う市場兼シーフードレストラン。軒先で川エビや魚介類を量り売りしているので、その場で購入することもできますが、レストランを利用する人がほとんどです。

お店の向こうは水場なので、ここで養殖され、獲れたてのものを提供しているのかもしれません。

水場が見える店内
川エビはサイズによって値段が変わり、1㎏が280~700バーツ。
私たちは350バーツ(約1,400円)のエビを1kg分、「クンパオ(焼きエビ)」として楽しむことにしました。
焼きエビ

ちなみにエビの値段は大きさによって変わるそうです。
小さいものは数が多く、大きいものは少ないので、生け簀の川エビを見て選ぶとよいでしょう。

さて、初めていただいたアユタヤの川エビはとてもグラマー。
身がプリプリして、頭部には味噌がたっぷり!
ちょっと面倒な殻をむく作業もワクワクするほど、口に入れるのが待ち遠しくなります。

かごに入った焼きエビ

これほど、食べごたえのある旨しエビは初めて。
余さずいただくことに夢中になり、撮影するのを忘れてしまうほどでした。

お店では川エビのほか、貝や魚料理、伝統的なタイ料理もメニューに並んでいます。
ムール貝

店内

今回はローカルなお店に行きたかったので、郊外のエビセンターを選びましたが、アユタヤ中心部にもウォーターフロントの素敵なレストランがあるので、遺跡散策の合間に訪れるのもよいでしょう。

川エビに舌鼓を打った後は、14世紀に建てられた「Wat Phra Mahathat(ワット・マハタート)」へ(入場料50バーツ)。
遺跡内
アユタヤ観光ツアーで必ずといっていいほど、行先に組み込まれているワットマハタ―トですが、ここでは菩提樹の根っこに覆われた仏頭がよく知られています。

菩提樹の根に覆われた仏頭

砂岩で造られているこの仏頭は1600年代中頃に胴体から地面に落ち、成長する木の根に覆われ続け、現在の姿に。

自然の節理が奏でた菩提樹と仏頭の造形はアユタヤ遺跡群を象徴する存在。
この前で写真撮影をする人も多いのですが、仏頭より人間の頭が上にならないように撮影するのが礼儀となっています。

ところで、この遺跡を訪れると、いたるところで目にするのが頭のない仏像の数々。
胴体のみの仏像

これは1767年、アユタヤ王朝に侵攻してきたビルマ(ミャンマー)との戦争に敗れたことに起因します。
胴体のみの仏像2

当時の仏頭には金箔が貼られ、ビルマ軍は戦利品として仏頭を持ち帰ったのだとか。
頭部のない仏像群や破壊された胴体を実際に目にするとゾッとします。が、その理由を知ると、アユタヤ王朝がいかに栄華な時代を刻んでいたのかがわかります。

大規模な遺跡はひなびた土台だけが残る美しき廃墟。
歩を進めるたびに、今まで見たことのない光景が続き、飽くことがありません。
遺跡

遺跡通路

頭部のある仏像がトリッキーに現れますが、これは仏頭を修復したものだとか。
赤土色の廃墟に仏さまがまとう袈裟の黄色が太陽のようにまぶしく、それが心に深く染み入るよう。
仏像が見える遺跡

ワットマハタ―トは今はなきアユタヤ王朝の夢の跡。
現代まで残され、こうして公開されることに感動を覚えました。

<ご案内>
Wat Mahathat
Tha Wasukri, Phra Nakhon Si Ayutthaya 13000
https://www.tourismthailand.org/Attraction/wat-phra-mahathat

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