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時を遡る、空へと登る!古都ホアルーとムア洞窟

No. 436

以前、ベトナム北部にある「陸のハロン湾」こと、タムコックについてご紹介しました。
ハノイからは個人手配で行く場合もありますが、多くの人は現地のツアーを利用されている印象です。タムコックの川下りを組み込んだ日帰りツアーはたいてい、古都ホアルーとムア洞窟も含まれています。
ホアルーエントランス
ハノイ旧市街からツアーバスに乗り込み、約2時間南下。
まずは、竹繊維製品のファクトリーで降りることになりました。
ここで休憩するのかと思いきや、部屋に通され、竹でできた繊維製品の実演ショーがスタート。
その後、竹繊維やココナツ繊維製品を扱う売り場を通り抜けていき、再びバスに乗り込んでニンビン省ホアルーへと向かいます。

途中、ブッフェの食事をとり、10世紀にディン朝とレ朝の首都が置かれた古の都であるホアルーへ。
とはいえ、かつての宮殿や城壁の遺構はほとんど残っていません。
橋

水牛

のどかな風景が広がり、現在では初代皇帝ディン・ティエン・ホアンと2代皇帝レ・ダイ・ハンの廟が残り、この2つの廟が見どころとなっています。

幅広の橋を渡り、永い年季を感じさせる門をくぐります。
門

屋根瓦

中国の影響を受けた建築様式の建物が点在し、苔むした瓦や石畳、龍の彫刻などが歴史の重みを感じさせます。

こちらが「ディン・ティエン・ホアン廟」。
廟の外観
廟の近くで陶芸をはめ込んだこの塀が、ベトナムの美しい手仕事を感じさせます。
塀
こちらは「レ・ダイ・ハン廟」。
ディン・ティエン・ホアン廟によく似ていますね。
廟の外観

内部
ホアルーは首都がハノイに遷都される前、968年~1010年にベトナムの王朝が置かれた場所。
庭の池

ベトナムが中国の支配から独立し、初めて王朝を築いたことは歴史的に意味があり、2つの廟がそれを物語っています。

ホアルーを自転車で巡るツアーもあります。
車窓からの風景だけではなく、風を感じながら風景を肉眼に焼き付けたいなら、ぜひサイクリングを組み込んだツアーを探すのもよいでしょう。

その後、ツアーはメインイベントのタムコックの川下りへ。
こちらをご覧ください。

川下りで心身を放電させた後は「ムア洞窟」へ。
10年以上前のタムコックへのバスツアーには組み込まれていなかったので、もしかしたら新しく整備された観光スポットなのかもしれません。

ちなみに「洞窟」という名前がついていますが、実際には山に登り、山頂からの絶景を楽しむための場所として知られています。
階段

しかし、頂上まで行くには約500段の石段を登らなければなりません。しかも急な勾配!
一緒にツアーに参加した友人は足を怪我していたため、残念ながら断念。

「長い階段を登る時は足元だけを見て」とよくいわれますが、1人で黙々と登ったこの時ほど、その言葉を実感したことはありません。
バスツアーで一緒だった外国人のなかには途中でリタイアしたのか、もうダメ!と言わんばかりにベンチにへたり込んでいる人もいました。

かなりの体力が必要ですが、苦労して登りきった後の達成感と眼下に広がる景色に感動!タムコックの川を行き交うボートや広がる水田、石灰岩の山々が織りなす景色は圧巻で、登りの苦労が吹き飛んでしまいました。
頂上からの景色

ここでは皆、黙ったまま広がる壮大なパノラマを自分の心にダウンロードしています。

ムア洞窟の頂上は2つあり、高い方は龍のモニュメントがあります。タムコックでボートクルーズ中、見上げると、少しだけ龍の頭を見ることができます。
龍の顔

龍のからだ
下山はルートがわかっているからか、上りよりはラクに感じました。

さて、山のふもとには水田が広がり、太陽が落ちる前に水牛の群れを目にしました。
稲作地で働くベトナムの人にとって水牛は仕事のパートナー。
水牛の群れ

水牛使いの女性の指示に従って、彼らは一列になってどこかへ向かっていきました。
今でもこの風景を思い出すと、心が安らぎます。

こちらはツアーの途中で立ち寄った休憩所の売店で購入したニンビン省の郷土菓子。
郷土菓子パッケージ

中身

シリアルせんべいのようなもので、カリッとしていて、甘くて美味しかったです。

ハノイで日帰り旅行をするなら、ハロン湾もよいですが、内陸部で歴史と豊かな自然にふれる時間を過ごしてはいかがでしょうか。

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