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大阪「エスパス ルイ・ヴィトン」で開催中の草間彌生展へ

No. 442

先日、大阪・心斎橋にある「ESPACE LOUIS VUITTON OSAKA(エスパス ルイ・ヴィトン大阪) 」で開催中の草間彌生 「INFINITY - SELECTED WORKS FROM THE COLLECTION」展を訪れました。

御堂筋

会場は御堂筋沿いに建つルイ・ヴィトンの旗艦店の上階。
大阪を代表する繁華な通りである御堂筋沿いにはハイブランドのショップが立ち並び、新しいディスプレイが人々の視線を集めていました。
ルイ・ヴィトンのウインドウには村上隆の笑顔のチェリーたちが登場し、道行く人たちが立ち止まってスマホで撮影するなど、注目を集めていましたよ。
ショーウインドウ
さて、ルイ・ヴィトンはファッションにとどまらず、「ルイ・ヴィトン財団(Fondation Louis Vuitton)」を通じて現代美術を積極的に支援しており、この草間彌生展もその取り組みの1つ。
エスパスロゴ
草間彌生は、日本の現代アートを代表するトップランナーであり、世界的にも高い評価を受けているアーティスト。ルイ・ヴィトンとのコラボレーションでも広く知られて、代表的なモチーフである水玉やかぼちゃは今や多くの人に親しまれる存在となっています。
私にとって草間彌生は、前衛芸術を大衆にまで届け、身近なものへと昇華させたスーパースターなのです。

会場に足を踏み入れると、近年の作品が展覧されています。
ご挨拶パネル
こちらは草間彌生がルイ・ヴィトンのために制作した連作で、そのなかから5点が展示されています。
作品1点

作品

作品に書かれているこのメッセージ、力強いですね!
メッセージ
さて、草間彌生のトレードマークである「水玉」ですが、これは彼女が幼少期から抱いてきた幻視体験や宇宙的な広がりを象徴するモチーフです。
この水玉の世界観に没入できるのが「鏡の部屋(インフィニティ・ミラー・ルーム)」。
希望者はまず履き物を脱いで、部屋に入ります。
目の前に広がるのはムーミンに登場するニョロニョロのような形状の水玉の群れ。鏡の効果で果てしない空間に身を置き、不思議な体験を味わいました。
鏡の部屋
1組1分ぐらいミラールームに滞在できます。「一体ここはどこ?」と日常ではまず感じないような幻想的な時間。
私の前にこの部屋に入った子どもたちは「面白かった!また入りたい」とはしゃいでいましたよ。

また、彼女自身が作品への想いを語る映像も公開されていました。
映像

創作や人生観を知ることで、展示作品の背景に広がる精神世界をより深く感じ取ることができました。

モチーフが単なる造形的な面白さにとどまらず、彼女自身の生き方や芸術哲学と結びついていることが伝わってくる草間彌生の世界を楽しんだ後は、心斎橋から少し歩いて大阪名物のうどんをいただきました。
大阪といえば「粉もん」ですが、お好み焼きでもなく、たこ焼きでもない粉もんといえば、うどん。
うどん

これまで、大阪でうどんを食したことはなかったのですが、この日は道具屋筋商店街にある長年親しまれているお店に向かいました。

カウンターに座っていると、ひっきりなしに地元の人たちやスーツケースを引っ張る観光客が訪れ、皆、うどんやうどん付きの定食を注文します。
だし汁の効いた関西風の優しい味わいのうどんは草間彌生展の視覚的な興奮でいっぱいになった心をやわらかく落ち着かせてくれました。

そしておやつには、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」がデザインされたラングドシャ。
ラングドシャ

なかにはみたらしチョコ味のクリームが挟まれており、遊び心満点です。

久しぶりに訪れた大阪。アートとこの街ならではの食にふれ、来てよかった!と心に深い余韻が残りました。
会場イメージ

やはり、大阪は懐の深い街。近いうちに、最近変わってきている梅田を紹介したいと思います。

<ご案内>
草間彌生 「INFINITY - SELECTED WORKS FROM THE COLLECTION」
大阪府大阪市中央区心斎橋筋2-8-16 ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋 5F
2026年1月12日(月)まで
入場無料
https://www.espacelouisvuittontokyo.com/ja/osaka/detail

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