ルーフトップバスで渋谷発着のイルミネーション探訪
No. 449
ホリデーシーズンの夜景をひと味違う楽しみ方はないだろうか?と探してみたところ、見つけたのは渋谷発着の「SHIBUYA STREET RIDE(渋谷ストリートライド)」。

運行しているのは東急バス。
普段は都内各所を走る通勤・通学の足として親しまれていますが、このストリートライドは少し違います。渋谷の冬を彩るイルミネーションをゆったり座って眺めることができる“走る展望台”なのです。
バスは2階建てのオープントップ仕様。

屋根がないため、冷たい空気を肌で感じながら、渋谷に広がる光の海を眺めることができるのが魅力です。
渋谷フクラスの停留所から出発した途端、バスはゆっくりとスクランブル交差点へ。

数えきれないほどの人たちが日夜行き交っているスクランブル交差点を上から見られるのが新鮮で面白い!
公園通り沿いの街路樹には「青の洞窟」の無数のLEDライトが輝いていました。

歩道を歩く人たちを見下ろしながら走るバス。普段とは違う角度で街を眺められるので見飽きることはありません。
歩きながら見るイルミネーションは包まれるような気分を味わえますが、バスの上からだと奥へ奥へと伸びていく光の川のように見えます。冬の夜の空気は容赦なく冷たいのですが、光の世界を目にすると、その冷気さえ、レジャーのエッセンス。

バスは、タワーレコードの前を通り、JR原宿駅の前を通過。

竹下通りを横目に見ると、国内外の若者たちでいっぱい!
バスは最終目的地である国立競技場方面へと向かいます。夜の競技場はライトアップされ、近未来的なシルエットが印象的。窓の外にはランニングをする人や競技場の夜景を写真に収める人の姿も。

また、このバスは国立競技場近くのトンネルに潜るのですが、頭上近くにトンネルの天井が近づき、スリルとアドベンチャー気分を味わえますよ。

バスは青山通りを経て、表参道方面へ。
ここではケヤキ並木がシャンパンゴールドに輝き、まるで星の道のよう。圧巻です。

視界いっぱいに広がる黄金色の光に包まれて、多くの乗客が思わず「わあ!」と声を上げていました。

車窓に映るイルミネーションの反射が美しく、まるでバスそのものが光の洪水に溶け込んでいくような錯覚を覚えました。
ハイブランドの素敵なショーウィンドウを高い視点から眺めるのも、普段にはない体験。


今や渋谷のランドマークといえる「渋谷スクランブル」が見える頃、およそ40分ほどの光の旅が終わりに近づきます。

この渋谷ストリートライドの魅力は、なんといっても視点の変化です。
普段、イルミネーションは「歩いて見る」ことが多いと思いますが、オープントップの2階建てバスからは、よく知っている街なのに全く違った表情を見せてくれるのです。
また、走行中はバスが走るルートや見どころを案内してくれる点も嬉しいポイント。


座席には外国人観光客も多く、思い思いに写真を撮ったり、冷たい風に頬を赤らめながら笑い合ったりしていました。
街の上をゆっくりと進むバスの上から見る光の街は、同じ渋谷でもまるで別世界!大切な人や友人、あるいは1人で乗っても心に残る時間になると思います。

バスを降りた後、心と体に残るのは冷たい風ときらびやかな光の残像。
初めて乗車して、この写真を撮影したのは2024年の冬でしたが、今冬もまた乗りたいと思っています。
もしかしたらルートが変更になっている可能性がありますので、ご予約の際にご確認くださいね。
<ご案内>
SHIBUYA STREET RIDE
https://www.tokyubus.co.jp/SSRIDE/