バンコクの熱気とカオスを凝縮!チャトゥチャックへ
No. 469
バンコクで週末を迎えると決まって訪れるのが「チャトゥチャック・ウィークエンド・マーケット」。通称「JJ」と呼ばれるマーケットは平日も開いているお店があるものの、土曜と日曜が本番。まさに週末限定の宝探しのような場所です。
最寄り駅はBTSモーチット駅、あるいはMRTのチャトゥチャック・パーク駅やカムペーンペット駅。こちらはモーチット駅に降り立ったところ。この駅の高架の脇にマーケットが広がっています。

敷地は東京ドームおよそ2.5個分という広大さで、1万5000軒以上のお店がひしめき合っています。このカオスな雰囲気は唯一無二の存在感。

訪れるたびに思うのですが、この規模はどれだけ通っても全貌を把握しきれません。

細い通路が迷路のように入り組み、同じ角を何度も曲がったような錯覚に陥ります。
だからこそ、誰かとはぐれてしまった時の待ち合わせ場所は、決まって市場の入り口付近にほど近い時計塔の下と決めています。通路にも案内が見られます。


遠目からでもよく見えるこの塔は、迷子になりがちな人にとって道しるべなので、覚えておきましょう。
市場の中は衣類、アンティーク、生活雑貨、アロマ用品、ガーデニング用品、飲食など、いくつものゾーンに細かく分かれていて、扱う商品の幅は驚くほど広いです。なんとペットも扱っています。
多くの観光客が目を止めるのは、こちらの「ゾウさんパンツ」(別名タイパンツ)。

タイを象徴するゾウがデザインされたパンツは履き心地の良さとシルエットが人気。繁華街に行くとこのパンツをはいた旅行者によく出会います。
そのほか、定番のグッズはゾウをあしらったバッグやクッションカバー、置物のほか、そしてスネークブランドの「プリックリーヒート・クーリングパウダー」など。


蛇のマークががあしらわれた缶はタイ伝統のクーリングパウダーが入っています。濡れた肌に付けて全身にパウダーを伸ばすとヒンヤリ感にひたれるもので、お土産に選ぶ人も多いです。
所狭しと渡された通路を歩いていると時々、日本語の面白い看板にも遭遇します。

木々の間に設けられた店舗ゾーンもあります。
細い通路に挟まれた区画とは少し趣きの異なるプロダクトに出会えるのがこちら。


ゴッホの絵画をそのままデザインに落とし込んだスニーカーやタイの新進デザイナーの洋服が並んでいたりして、今のバンコクのトレンドがわかります。USEDのスニーカーやTシャツが山積みされている区画もある一方、こんな最新デザインに出会えるのがマーケットの面白いところ。
そして、私が市場を訪れるたびに必ず立ち寄るのが、39バーツ(約200円)均一のサングラス売り場。デザインの幅が豊富で、色や形を選んでいるだけで時間が過ぎてしまいます。

そんなチャトゥチャックの向かい側、道路を挟んですぐの場所にあるのが「オートーコー市場」です。タイの農業協同組合が運営するこの市場は、タイ各地から選りすぐられた高品質な生産物を扱う場所として知られています。

清潔感のある建物の中には、新鮮な野菜や果物、肉や魚介、乾物や米など、質の高い食材が並んでいます。値段はスーパーより高めの設定ですが、それもまた信頼の証ということで、地元の人たちもよく訪れます。
私がオートーコー市場でとりわけ楽しみにしているのはタイの伝統的な甘みを味わうことです。


ココナッツミルクの優しい甘さや蓮の実、小豆などを組み合わせた素朴な味わい…。派手さはないけれど、どこか懐かしさを感じさせるその甘みは、チャトゥチャックの熱気のなかで歩き疲れた体をそっとほどいてくれます。
活気に満ちたチャトゥチャックの喧騒を抜け、静かで上質な空気が流れるオートーコー市場で休憩し、再びチャトゥチャックへ。私の場合、これだけで半日以上費やしてしまいます。
バンコクでは他の個性的なマーケットも楽しめますが、やはりチャトゥチャックは別格。
トレンドの発信力はさることながら、あの混沌とした空間から生まれるエネルギーはここだけでしか体験できません。歩くたびに新しい発見があり、熱気に満ちたこの場所に戻ると、「やっぱりここに来なければバンコクを味わえるない」と思ってしまうのです。


<ご案内>
チャトゥチャック・ウィークエンド・マーケット
Kamphaengphet Rd, Chatuchak, Bangkok 10900
https://www.thailandtravel.or.jp/chatuchak-weekend-market/
オートーコー・マーケット
101 Kamphaengphet Rd, Chatuchak, Bangkok 10900
https://www.thailandtravel.or.jp/or-tor-kor-market/