箱根の美術館で、ゆったりとした時を過ごす。
No. 234
行楽の秋がやってきました。今年はコロナウイルスの影響から、お出かけや旅行を控えているという方も多いかもしれません。過ごしやすい気候になった今、3密を避けて、息抜きをしに出かけませんか。今回わたしは、箱根へお出かけしてきましたよ。
まずは、小田原駅から箱根登山鉄道に乗り「小涌谷駅」へ。箱根登山鉄道は2019年の台風被害により、箱根湯本駅から強羅駅間が長らく不通になっていましたが、今年の7月23日に全線で運転再開したばかり。進行方向をジグザグに転換するスイッチバックや、車窓からの美しい景色を楽しめます。
小涌谷駅から「小涌園」までバスに乗り、たどりついたのは「岡田美術館」です。
パンフレットによると、「岡田美術館は、日本・東洋の美術品と考古遺品などの文化財を常時約450点公開する美術館」とのこと。5階建ての建物はとても広々としており、ゆっくりと展示品を鑑賞することができます。
日本・中国・韓国のさまざまな時代の陶磁器や、日本の土偶・埴輪、絵画、仏像など、展示内容は幅広く、かなり見ごたえがあります。
わたしが訪ねたときは、『北斎の肉筆画』という企画展もやっていました(2020年9月27日まで)。葛飾北斎の生誕260年記念なのだそう。有名な浮世絵だけでなく、美人画や春画などもあり、北斎をさまざまな角度から紹介していて楽しめました。
敷地内には、足湯カフェもあります。メニューはドリンクがメインで、パフェなどのスイーツも数種類ありました。カフェラテを注文してから、早速温泉に足を入れてみます。
少し熱めに感じる湯は、100%源泉かけ流しとのこと。足湯の目の前にある大壁画や、周辺の景色などを楽しみながら、のんびりとした時間を過ごしました。温泉で足元を温めるだけで、体全体がゆるんでリラックス。とても気持ちが良かったです!
足湯の脇には、オブジェがありましたよ。
館内にあるショップで購入した、おみやげのポストカード。円山応挙(まるやま おうきょ)の『子犬に綿図』という作品は、江戸時代中期に描かれたものだそうです。かわいい。
約15000平米の広大な庭園もあります。緑豊かな自然の中を散策すれば、日ごろの運動不足も解消できそうですよ。ほかにも、昭和初期の日本家屋を改装したという素敵な雰囲気の飲食施設もあるので、一日かけて美術館を満喫するのも良さそうですね。
さて、再び箱根登山鉄道に乗り、今度は「箱根湯本駅」で下車。お目当ては、駅から徒歩5分程度の場所にある「箱根かれー 心」という人気のカレー屋さんです。
わたしが注文したのは、「スパイシーチキンカレー(1250円)」。大きめの肉と野菜がゴロゴロ入っています。小さな鍋のまま提供されるので、ルーがなかなか冷めないのもうれしいポイントです。スパイスの深みが感じられるカレーは適度な辛さで後を引くおいしさでしたよ。
メニューが豊富に揃っているのも魅力で、角煮と温泉玉子が入ったカレーと、カツがのったご飯がセットの「心スペシャル」や、根菜や季節の野菜がたっぷり入ったヘルシーなカレー、シーフードカレー、オムカレーなどがありました。
箱根はロマンスカーなどを利用して、都内からも出かけやすい観光地。今回出かけた岡田美術館以外にも、たくさんの美術館が点在しているので、アート好きの方なら、美術館めぐりも楽しいと思います。温泉やグルメを満喫するのもおすすめですよ。みなさんもぜひ、過ごしやすい秋のひと時を箱根で過ごしてみてください。
お出かけの際は引き続き、マスク着用や手洗い、うがいなどを忘れずに行い、感染防止につとめましょう。おしゃれを楽しむことも忘れないでくださいね!
<岡田美術館>
神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1
0460-87-3931
https://www.okada-museum.com/
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:12月31日、1月1日、展示替期間
入館料:一般・大学生2,800円、小中高生1,800円
庭園入園料:300円
足湯入湯料:無料(美術館利用の場合)、足湯のみの利用500円
<箱根かれー 心>
神奈川県足柄下郡箱根町湯本475-8 B1F
0460-85-8556
http://cocoro-curry.o.oo7.jp/
営業時間:11:00~14:30(ラストオーダー14:00)、17:00~20:00(ラストオーダー19:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は営業)、12月31日~1月3日
※詳しい営業情報はお問い合わせください。
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