七沢温泉の老舗旅館・元湯玉川館で日帰り温泉を楽しむ
No. 342
早いもので、今年も残り約2ヶ月半になりました。10月に入っても半袖で大丈夫なくらい暖かい日が続きましたが、少しずつ確実に秋は深まっています。さわやかな気候が気持ち良いこの時期、みなさんもぜひおしゃれをして山あいの温泉へ出かけてみませんか。
今回わたしが訪れたのは、神奈川県厚木市にある老舗旅館「七沢温泉 元湯玉川館」。立ち寄り湯と併設のカフェでのんびりとした時間を過ごしてきましたよ。
元湯玉川館までのアクセスは、小田急小田原線「本厚木駅」からバスに乗り約30分、「七沢温泉」で下車して徒歩約2分の場所にあります。無料で利用できる駐車場もありました。緑に囲まれた山あいに佇む旅館は、明治35年(1902年)に創業したのだそう。
さまざまなドラマのロケ地にもなっているそうで、歴史の中にモダンな雰囲気を感じさせるインテリアが素敵です。
ロビーには作者直筆の「のらくろ」の絵が飾られていました。入り口でスタッフの方に出迎えていただいたら、まずは受け付けで代金を支払います。入浴時間は1時間程度で、代金は税込1,000円。フェイスタオルは無料ですが、バスタオルはレンタル料金がかかるので持参してもよいかもしれません。風呂場へ向かう途中には囲炉裏がありましたよ。
客室は、小さなヒノキ風呂付きとバス無しの2タイプがあるようです。山あいの宿の雰囲気や温泉を満喫したいなら、のんびり宿泊するのがおすすめです。
風呂場に到着。平日のお昼前くらいだったので、ほぼ貸切状態でしたが、昼過ぎくらいから立ち寄り湯のお客さんがぽつぽつと入って来ました。風呂場はこぢんまりとしたサイズ感ですが、風情のある静かな環境でゆったりとした気分で湯に浸かれます。
ちなみに七沢温泉の湯は強アルカリ鉱泉で、pH値が高いことからお肌がすべすべになるとのこと。公式ホームページによると、「元湯玉川館の源泉は岩の間から自然に湧き出ている大変貴重なもの」だそう。さらりとしていながら、やや重みを感じる湯で、体の芯まで温まり心身がほぐれました。
気持ち良い温泉に癒されたら、併設のカフェでランチです。レトロな雰囲気漂う、落ち着く空間が魅力的。
キーマカレーと、宿でとれた梅で作った梅スカッシュを注文。スパイスの効いた味わい深いカレーは辛すぎず食べやすい美味しさ。梅スカッシュは酸味が体にしみわたります。チーズケーキなどのデザートメニューもありましたよ。
カフェには店員さんがいないので、外の木々を眺めたり、おしゃべりをしたり、読書をしたりとマイペースに過ごせるのがうれしいポイント。温泉とおいしい食事で、すっかり癒されました。
今回は、元湯玉川館の日帰り温泉をご紹介しましたが、いかがでしたか。七沢温泉周辺には日帰り入浴できる旅館が点在するほか、七沢森林公園もあり観光を楽しむことができます。「七沢荘」の日帰り温泉と七沢森林公園を訪ねた記事もありますので、ぜひ参考にしてみてください。また、お出かけの際には、マスク着用やソーシャルディスタンスなどのウイルス対策も忘れずに行うようにしましょう。
<七沢温泉 元湯玉川館>
神奈川県厚木市七沢2776
046-248-0002
・立ち寄り湯
入浴料:1,000円
利用時間:11:30~17:00まで受付(平日)、11:30~15:00まで受付(休前日・休日)
・Cafe
営業時間:12:00~18:00(ラストオーダー17:00)
定休日:玉川館に準ずる
※営業時間などの詳しい情報は、お問い合わせください。
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