高架下がダイナミックかつオシャレに!「ミカン下北」
No. 359
以前紹介した、小田急線の線路跡地を利用した施設「ボーナストラック」のある下北沢。
街の再開発は続き、2022年3月30日には京王井の頭線「下北沢」駅の高架下に商業施設「ミカン下北」が開業しました。
ミカンとは未完成の「未完」から。
下北沢が常に変化する街=ミカンという意味が込められています。
素敵なネーミングですよね。そんなところも若者の街といわれるシモキタっぽいです♪
施設のコンセプトは「ようこそ。遊ぶと働くの未完地帯へ」。
小田急線、京王井の頭線の「下北沢」駅からほど近い、高架下のダイナミックなミカンA街区に足を踏み入れると、左右にインパクティブな外・内装のエスニックな飲食店が並び、通路を歩くだけで心躍ります。
日本の食文化にすでに溶け込んでいるベトナム料理やタイ料理のお店。
日本語ではない言語の看板やメニューがエキサイティングな空気を醸し、いったいここはどこの国!?と嬉しい戸惑いを感じる人もいることでしょう。
ベトナムのサンドイッチ「バインミー」やタイの屋台で食べられる麵やスイーツなど、ここは現地!?と言わんばかりの味、そして雰囲気を見事に作り上げています。
駅チカでエスニック料理を体験したい人にもオススメです。
A街区の通路を突き当たりを占める「TSUTAYA BOOKSTORE」はシェアラウンジ併設店。
いつ行ってもシェアラウンジを利用する人が目立つこのお店。
下北沢駅から近い好立地や利用者専用のおつまみやドリンクが充実していることが人気を呼ぶのでしょうね。
栃木県宇都宮市に本店があるベーカリー「THE STANDARD BAKERS」もミカンに出店しています。
下北沢駅の目の前ということもあり、待ち合わせに使う人も多く、たいていカフェスペースは満席。ショーケースに並ぶ約50種類のパンからお好みのものをテイクアウトしました。
ちなみに私のおすすめは小腹を満たすのにちょうどよいボリュームのミルキーな甘みに癒される「ミルクフランス」です。
さて、こちらはB街区1階にオープンしたブルックリン生まれのコーヒーショップ「BROOKLYN ROASTING COMPANY下北沢店」。
BROOKLYNというグラフィックがニューヨークっぽい!
このお店はニューヨーカーの間で人気があるそう。
カフェレストランという業態で日本初上陸した地がここ下北沢。
ミカンを後にして見つけたのは「SHIMOKITA FRONT」1階に設置されているストリートピアノ「シモキタまちピアノ」。
このピアノは8時から19時まで自由に弾けます。
私がいる間もピアノを弾くのを待つ人が数人並び、いつもたいてい誰かが弾いています。シャイといわれる日本人ですが、ストリートピアノとなると自分を表現したくなるのでしょうか。
2023年1月28日にはこんな面白い光景に出くわしました。
それは「天狗一天狗道中」という天狗や山伏、福男と福娘が街を練り歩く時代行列。
「福は内!」と叫び、豆をまく厄除け行事です。
今年で91回目、コロナ禍の影響もあり3年ぶりに復活したそうです。
通常、豆まきは「鬼は外!」とも叫びますが、この行事では「福は内!」のみ。
それは福が満ちることで鬼は退散するという考えだそうです。
地元の人も、外国からの観光客もこの行列を一目見ようと大勢集まり、通りはごった返していました。
新しくオシャレな施設が続々と登場する一方、伝統を大切にする街、下北沢。
次に訪れた時はどんな風景が見られるのでしょうか。
とても楽しみです。
〈ご案内〉
ミカン下北
東京都世田谷区北沢二丁目11-15 ほか
https://mikanshimokita.jp
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