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北野をどりパンフレットとお皿

京都、「北野をどり」

2016.3.25~4.7

No. 4

 京都の春といえば、花街の「踊り」。京都には、祇園甲部、宮川町、先斗町、上七軒、祇園東と5つの花街があり、これを総称して五花街(ごかがい)と呼びます。そのうちの一つ、上七軒にある歌舞練場で催されるのが「北野をどり」。舞だけでなく、舞踏劇もあるとのことで、春を感じに行って参りました。

上七軒

 上七軒は、親しみを込めて「天神さん」と呼ばれている北野天満宮の東にある花街。毎月25日に開かれる天神さんの市ではたくさんの人で賑わいます。
 石畳の上七軒通を一本中に入ったところにあるのが、上七軒歌舞練場。周りが塀に囲まれ中は見えません。

上七軒歌舞練場

 「北野をどり」の期間は3月末から4月の頭までの2週間。全日2回公演で、午後1時と4時から1時間程の公演です。
お電話で当日券の問い合わせをして、窓口へ。一階席は満席。平日のお昼過ぎですが、たくさんの方がお見えです。舞台と花道が良く見える桟敷席のお席をおすすめしていただき、さあ、入場です!

上七軒歌舞練場

 入ってすぐのこの景色。お茶券付きのお席にしましたので、まずは二階のお茶席へ。
 金屏風。きらびやかな衣装の芸妓。キリッとした空気にお客様の一種高揚したざわめきの中、芸妓が静かにお茶を点て、お人形さんのような舞妓がそろりそろりとお客様へお茶を運びます。なんだか、現実感のなくなるようなシュチュエーション!

北野をどりパンフレットとお皿

(この時にお菓子をいただくのですが、お饅頭が乗っていたお皿を記念に持ち帰ることができます。)

上七軒歌舞練場

 開演前や休憩の時間には、広々としたお庭や喫茶でお茶やお団子などが楽しめます。この日は、お着物を着た方が半分くらい!男性のお着物姿もみられ、みなさま集っている姿がとっても絵になっていました。

上七軒歌舞練場

 いよいよ開演です。残念ながら撮影はできませんが、第一部の舞踏劇と第二部の俗曲、そしてフィナーレ「上七軒夜曲」へと続きます。
 舞踏劇は、「浪花歌祭文」。芸妓さんが男役もこなす舞台です。綺麗な立ち居振る舞いで、普段は近寄りがたく滅多にお見受けすることのできない存在の「芸舞妓」が、なんだかコミカルな表情とお芝居をするのです。
 これがとっても面白く、なんだか芸妓さんに親しみを覚えてしまいました。

パンフレット

 この後の第二部で見せる「舞」を観ましたら、さすが!の貫禄です。舞い、衣装、そして建物と一体となった舞台は一度は足を運んでみる価値はございます。
 そして夏(7/1-9/5)には、上七軒歌舞練場の日本庭園が「ビアガーデン」になります!
 おそろいの浴衣姿の芸妓さん、舞妓さんが毎日総勢6名でおもてなし。
 京都へお越しの際には、お楽しみの一つとしておすすめいたします。

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