レストランから雑貨屋まで！レトロモダンな熊澤酒造

明治５年創業の熊澤酒造は、湘南に残されたただひとつの蔵元。地域に根ざした日本酒やビールを製造するだけでなく、敷地内にはレストランやカフェ、雑貨屋などがあり、地域文化の発信地としても楽しめるスポットになっています。そこで今回は、真夏のように澄みわたる青空のもと、熊澤酒造へお出かけしてきましたよ！

神奈川県茅ヶ崎市にある熊澤酒造。「茅ヶ崎駅」でJR相模線に乗り換え、「香川駅」で下車します。のどかな街並みをのんびり歩くこと約６分。熊澤酒造に到着です。入口は、会社の表札を通りすぎた先にありますよ。

アーケードになっている入口。一本道の先になにが待っているのか、なんだかワクワクしてしまいます。それではさっそく、豊かな緑に囲まれた敷地内へ入ってみましょう。

入口向かって左手には、工場がありました。熊澤酒造では、茅ヶ崎産の原料を使用した日本酒や地ビールなど、手づくりのおいしいお酒を製造しています。

歴史の重みと現代の新しさを感じさせる、ノスタルジックでおしゃれな雰囲気が漂う建物。入口を一歩入ると、別世界に迷い込んだような気分になりますよ。

緑のアーケードを抜けてまず目に飛び込んでくるのは、右手にある立派な建物。クマのマークがかわいい看板には、「mokichi wurst café（モキチ ヴルスト カフェ）」とありました。ブランチをとるのにちょうどいい時間だったので、さっそく入ってみることにします。

築250年の古民家をリノベーションしたという店内は、地下1階から2階まであり広々。高い天井には歴史を感じさせる梁が張り巡らされています。中2階には、半個室になったソファー席もありましたよ。ランチにはまだ少し早い時間だったので、ひとりでコーヒーを飲みながらくつろいでいる方が多いように感じました。

わたしが注文したのは、モキチのパニーニ・サラダ・プチ前菜・グアバジュース。カフェのとなりには人気のベーカリーがあり、そちらのパンを使用しているからか、ふんわりとしていて美味。そして、地産地消の新鮮な野菜は甘みがあり、しっかりとした味を堪能できました。

こちらが、カフェのとなりにある「mokichi baker & sweets（モキチ ベーカー＆スイーツ）」。水の代わりに湘南ビールを使ったパンやスイーツのほか、自家製ソーセージやお酒も販売しています。

敷地内では、美味しい食事やショッピングだけでなく、絵になる風景を楽しめるのも魅力的です。

そのほか、美味しいお酒と創作料理が楽しめる「天青」、生パスタやピッツァがメインの「MOKICHI TRATTORIA（モキチ トラットリア）」があります。どのお店も古民家をリノベーションしたおしゃれで落ち着いた雰囲気の中で、食事をいただくことができますよ。

敷地の奥に佇むショップ「okeba gallery & shop（オケバ ギャラリー＆ショップ）」にも足を運んでみました。オケバって不思議な名前だなと思っていたのですが、桶場と呼ばれる倉庫を改修したお店なのだそう。天井が高く広々とした店内では、作家さんの食器や靴、革小物などが展示販売されているほか、古道具や古本も扱っていました。一期一会の商品に出会えるかもしれませんね。

ちなみに敷地の中央は、テーブルと椅子が置かれた広場になっています。木の幹に木製の鳥かごのようなものがちょこんと置かれていたり、実のなる木が茂っていたりと、ちょっとした癒しの空間になっていました。

最後にもう一度ベーカリーへ立ち寄って、おみやげを購入。湘南ビールは、シュルバルツという名の黒ビールを選んでみました。2008年度ワールド・ビア・カップ ドイツ系黒ビール部門の金賞を受賞した商品だそうです。
パンは、水の代わりに湘南ビールを使用したというパン・ア・ラビエール。レストランでも出している人気商品とのことで購入してみました。

緑あふれるレトロモダンな雰囲気が魅力の熊澤酒造。みなさんもぜひ、おしゃれをしてお出かけしてみてくださいね！

＜mokichi wurst café（モキチ ヴルスト カフェ）＞
神奈川県茅ヶ崎市香川7-10-7
0467-50-0202

＜mokichi baker & sweets（モキチ ベーカー＆スイーツ）＞
神奈川県茅ヶ崎市香川7-10-7
0467-52-6144

＜okeba gallery & shop（オケバ ギャラリー＆ショップ）＞
神奈川県茅ヶ崎市香川7-10-7
0467-50-0252

※詳しくはお問い合わせください。

-夏