神田明神と境内のおしゃれスポット「EDOCCO」へ
No. 257
江戸総鎮守の「神田明神」(東京都千代田区外神田)。
東京にお住まいの方以外も神田明神の名前をよくご存知かと思います。
今回は神田明神とその境内にある話題のスポット「EDOCCO」を訪ねてみました。
正式名称を「神田神社」という神田明神の創立は730年。当時は大己貴命(大黒様)を祀り、14世紀初頭に平将門の祟りと言われた疫病が流行し、将門の霊を供養したところ、疫病が沈静化したことから1309年に平将門も祭神に加えられました。
大黒様や恵比寿様もお祀りしていますが、神田明神のご祭神で有名なのが、この平将門。
平安時代の武将である将門に祈願すると仕事や勝負運が上がるという言い伝えがあり、あの徳川家康も関ケ原の戦いに挑む前に神田明神で祈祷したそうです。天下統一を果たした家康が厚く崇敬していたせいか、参道や境内にはいつもスーツ姿の男性が後を絶ちません。
また、この神社は「日本三大祭り」の1つ、「神田祭」を執り行ってきたことでも知られています。氏子も地元、神田をはじめ、大手町、丸の内、日本橋、秋葉原、築地など108町会を数えます。日本を代表する企業が集まっているエリアだけあり、氏子にもパワーを感じます。
歌川広重の『名所江戸百景』にも描かれた歴史ある、著名な神社にしては意外にも境内はこぢんまりとしています。朱塗りの社殿の建築様式は「権現造り」と言われるもので、1944年に竣工。当時は珍しい鉄骨鉄筋コンクリートが起用されました。設計は近代の神社建築を手がけた建築家伊東忠太、大江新太郎、佐藤功一。この威風堂々とした社殿は江戸開府400年に当たる2003年に国の有形文化財に登録されました。
私はいつも参拝を終えたら、御神馬(ごしんめ)のあかりちゃんに会いに行きますよ。
あかりちゃんとは通称で正しくは神幸号(みゆきごう)といいます。御神馬とは神社に奉納された馬で、神様の乗り物といわれます。
神田明神では神官や巫女さんたちがあかりちゃんのお世話をしているそうです。メスのポニー・あかりちゃんは今、黒毛に白毛が混ざっている状態ですが、成長したら全身が白い毛に変わるそう。その時は美しい白馬に変身しているのでしょうね。
また、神田明神には絵馬の種類がたくさん。
絵馬のデザインを見るのも楽しみのひとつ。
アニメ「ラブライブ」や「ソードアート」のコラボ絵馬などもありますよ。
こちらはご祭神の大黒様の絵馬。
さて、境内にある新しく開業した施設が神田明神文化交流館「EDOCCO」です。
この施設のコンセプトは「伝統と革新」。木が内装に多用された店内に足を踏み入れると、入り口付近には神札やお守りの授与所、その奥には飲食スペースや和の文化を伝える雑貨類が目白押し。和テイストのライフスタイルショップといってもいいかもしれません。
上階には多目的に使える「神田明神ホール」、地階には日本文化を体験できる「EDOCCO STUDIO」があります。
1階のグッズショップ「EDOCCO SHOP -IKI IKI-」では、御朱印帖や神社や神様に関する書籍、和風グッズなどが販売されています。
見ているだけで、心躍るラインアップ。
さて、こんなユニークなネーミングのドリンクも発見しましたよ。その名も「神社声援(ジンジャーエール)」。受験生や試験などを控えている人への願掛けドリンクにぴったり!がんばっている人にプレゼントするのもよいですね。
底の沈殿物はすりおろした生姜だそうです。
この日はジンジャーエールと並ぶ人気の「明神プリン」をいただいてみました。
なんと、このプリンは神社の境内で手作りされているそうです。
卵は「とよんちのたまご」という種類を用い、食感はふわふわとろとろ。
それでいて、濃厚でコクのある風味が楽しめます。
「神社声援」もそうですが、プリンの器を返すと「御縁玉(五円玉)」をいただけます。「心願成就」と「恋愛成就」の小袋を選べるので、気になる願いの方を選んでみましょう。
創立から1200年以上の歴史のある神田明神。訪れるたびに新しいグッズや食べものに出会う楽しみがあり、いつも「突き抜けてる」感を感じます。
皆さんも一歩先を行く神社を訪れてみませんか。
〈ご案内〉
神田明神
東京都千代田区外神田2-16-2
TEL 03-3254-0753
www.kandamyoujin.or.jp/
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