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ドーム

「あの夏」から80年。記憶を刻み、平和を育むヒロシマ

No. 439

2025年、広島は原爆投下から80年の節目を迎えました。
橋と川

国内外から多くの人が訪れる広島平和記念公園にある「原爆ドーム」は、今もなお戦争の記憶を語り継ぐ生き証人。
ドーム

川沿いに建つ威厳を感じさせるドームはそこだけ時間がゆっくりと流れているように感じられます。人々は足を止め、黙って天を見上げ、その静けさには言葉にならない重みが宿っているようです。

一方で街は前へ進んでいます。
2024年に誕生した新サッカースタジアム「エディオンピースウイング広島」は原爆ドームからも近く、今ではドームの向こうにその建物が映ります。この写真の左側に少しだけ見えるスペイシーな建物がそうです。
川沿いのドーム

ここはサンフレッチェ広島のホームスタジアム。試合のある日は青々とした芝、開放感のある観客席、そして歓声が響き渡ります。草も木も生えないと言われた80年前のヒロシマで、誰がこんなエキサイティングな光景を想像できたでしょうか。

広島駅南口周辺も一部整備中ですが、大きく生まれ変わりました。
現代美術館のパフューム展

駅ビル「ekie」に続いて新たに誕生した複合施設「minanomowa(ミナモワ」は今年3月のオープン当時は入場制限があるほど、多くの人が訪れました。
JRと広電の駅がある上、映画館やショッピングやグルメ、高感度なスーパーマーケットなどが入店していることから大変賑わっています。

広場

開放感のある屋上には「ソラモア広場」があり、子どもたちの笑い声にあふれていました。展望スポットから眺める広島の街並みは、ガラス越しに見るのとは違い、風と光を肌で感じられる体験です。
展望風景

minamowaのコンセプトキーワードの1つが「全館カフェ」で、来館者がカフェのようにくつろぎ、思い思いに過ごせる空間を展開していくという想いが伝わってきました。

私が感動したのはこちらのプレート。
工事従事者のプレート

この施設の工事に従事した人たちの名前が刻まれているもので、こちらにお名前のある方のご家族が「ここ、ここにあるよ!」と笑顔で写真を撮られていました。

さて、6階のグルメフロアでは広島初登場のお店がいくつも見られました。
どこも満員御礼!入店を待つ人の長い行列が出来ていました。

広島を含む瀬戸内海の味わいを求めるなら、ぜひ3階にあるレストラン「mio by DoTS(ミオ・バイ・ドッツ)」へ。
店内

店内2
ランチには「しまなみプレート」「やまなみプレート」と、広島の海の幸、山の幸を楽しめるセットが用意されています。
プレートランチ

トレーで運ばれてくるセットは目にも美しい一皿にメインディッシュと野菜のやさしい味わいが封じ込められています。

また、店内には広島の市町村から集めた名産品を扱うコーナーもあります。
名産品販売コーナー

ジュース販売コーナー

食事の後はこちらを見て回るのも楽しいですね。

minamowaでは、広島っ子に愛される路面電車「広電」発着場の整備が進んでいます。
訪れた時は工事の真っ只中で、工事風景が見られるのもこの時期だけ。
工事風景

施設の中央部に設けられた路面電車が乗り入れるアトリウム空間はminamowaのシンボルとなることでしょう。
mio by DoTSの脇に設けられた休憩スペースでは、今だけ見られる風景を観察する人も多く見られました。
休憩スペース
変わらないものと変わるもの。
広島の街には、その両方が共存しています。過去を見つめる場所があり、それを大切にしながら人が笑顔なる未来へ想いを馳せる。
そんなことを感じた80年目の広島でした。
イメージ
<ご案内>
広島平和記念公園
広島県広島市中区中島町1および大手町1-10
https://www.city.hiroshima.lg.jp/living/park-green/1005983/1026353/1003127.html

mio by DoTS
広島県広島市南区松原町2-37 広島駅 Minamoa西棟3F
https://mio.dots4bw.co.jp/about/

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