「セルリアンタワー 東急ホテル」でランチと緑を愉しむ
No. 231
渋谷は東京を代表する繁華街の1つ。
世界各国のツーリストで賑わうJR渋谷駅やセンター街周辺の雑踏とは異なり、ぐっと落ち着いた雰囲気を感じさせるのが渋谷区桜丘町エリアです。
1980年代にはマンションの建築ラッシュが進み、近年は高層のオフィスビルやホテル、さまざまな業態の飲食店などが誕生しました。
とくに渋谷インフォスタワーやセルリアンタワーなどにはIT企業が集まり、日本のIT拠点の１つとなっています。
今日は桜丘町のランドマークである「セルリアンタワー東急ホテル」のおしゃれなランチを楽しんできました。
国道246号線沿いにそびえる「セルリアンタワー東急ホテル」は2001年に開業しました。
「セルリアン」とは”青空色の”という意味の英語で「青空のように、爽やかで快い空間でありたい」「世界の人々が空を共有するように、グローバルに日本と世界を繋ぐ国際交流の拠点でありたい」という願いが込められているそう。
エントランスからロビーに足を踏み入れると、美的感性を刺激する洗練された生け花が目に飛び込んできます。
いつも感じることですが、このロビーに飾られるお花は生気に満ちあふれ、訪れる人をやさしいエネルギーで包み込んでくれるようです。
モダンなデザインと日本の情緒を感じさせるロビーもまた、渋谷の喧騒を忘れさせてくれる心落ち着く空間構成がなされています。
今日のお目当てはロビー階にある「ガーデンキッチン かるめら」です。
お店の名前は南蛮菓子「カルメラ」から。カルメラとはポルトガル語ですが、日本の駄菓子「かるめ焼き」のことをいいます。国内外の人々が集うレストランの名前は東西の食文化の融合を連想させますね。
このお店は朝6時30分からオープンし、ホテルのゲストや「朝活」で訪れる人たちの朝食をはじめ、昼食、夕食まで「オールデイダイニング」として利用されています。大きなガラス窓からは緑豊かな庭をのぞむことができ、癒しの食空間として人気を集めています。
※開店時間は変更されている場合があります。
今日はパスタランチをいただくことにしました。
私は「シーフードとオリーブ、アンチョビの ぺペロンチーノ」を、友人は季節限定の「フルーツトマトとモッツァレラチーズの冷製カッペリーニ」をオーダーしましたよ。
こちらは彩りよく盛られたサラダ。
見た目よりボリュームがあります。
そしてメインのパスタ。
オリーブとアンチョビのバランスのよい塩気が麺とタコやイカ、エビなどの具材に絡み、豊かな味わい。火加減次第では硬くなってしまうシーフードも絶妙な食感です。オリーブとアンチョビの組み合わせは初めてでしたが、想像以上にマッチした風味に感動しました。
そしてパンナコッタとアイスクリームのデザート。
嬉しいことに「かるめら」ではコーヒーのおかわりが自由です。
食後は少し重たくなったお腹を軽くするためにホテルの庭園をお散歩することにしました。食事が終わった後、すぐに緑にふれあえるのがよいですね。
プチ森林浴です(^ ^)
木はただその緑を眺めたり、木立の音や小鳥たちの鳴き声に耳を傾けるだけでも、血圧の低下や脳の活動を鎮める作用をもたらしてくれるそうです。
また、深呼吸することで、木から放出されているフィトンチッド（葉っぱから放出される森林浴の成分）を取り入れることができます。
フィトンチッドは目には見えない小さな物質ですが、人をリラックスさせる働きがあるものとして注目を集めています。
森林浴といえば「深い森の中で行うもの」というイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、実は公園や緑道などの緑を楽しむだけでもよいそうです。
普段、人工的な環境に身を置いている人はぜひ、緑がたくさんある場所を歩いてください。
調べたところ、森林浴は新緑の季節が最も良いそうです。
フィトンチッドの放出量は5月から8月にかけて多くなり、秋から冬にかけて少なくなっていきます。また、森林の香りは夕方から夜にかけて増加し、朝方に高くなる傾向に。
つまり、初夏から夏にかけての朝方に緑にふれあうと良いということですね。
ホテルの外にも豊かな緑が広がっていました。
ここは明治40年から平成9年まで開校していた、歴史ある「大和田小学校」の跡地。
「哲学の森」や「思索の道」と名付けられたスポットも見つけましたよ。
ホテルのあるセルリアンタワーに戻り、建物をグルリと散策しました。
こちらはエントランスを美しく演出していた七夕飾り。
コンビニの隣にこんなスタイリッシュな壁画を発見！
これはイラストレーター・牧かほりさんの作品です。
大人っぽい渋谷が表現されています。
セルリアンタワーにはジャズライブをメインに行う「JZ Brat SOUND OF TOKYO」など、大人が遊べるスポットも用意されています。
ファッションや音楽など、若者文化の発信地としての印象が強い渋谷ですが、「セルリアンタワー 東急ホテル」のある桜丘町周辺は緑も多く、大人が癒されるオアシスのような場所。
グルメや散策にお出かけするのはいかがでしょうか。
＜ご案内＞
かるめら
東京都渋谷区桜丘町26-1
セルリアンタワー東急ホテル LBF
TEL 03-3476-3431
https://www.tokyuhotels.co.jp/cerulean-h/restaurant/caramelo/index.html
