珠玉のクリエイションが大集結!「ルイ・ヴィトン &」展
No. 267
フランスのマルティエ(スーツケース職人)だったルイ・ヴィトンが1854年にトランク工場として創始したファッションブランド「ルイ・ヴィトン」。
世界に影響力をもつ、ハイブランドの展覧会「ルイ・ヴィトン &(LOUIS VUITTON &)」が2021年5月16日まで原宿駅前の「ジング(jing)」で行われていることを知り、さっそく行ってきました♪
この展覧会はタイトルに「&」が付けられているように、ルイ・ヴィトンがこれまでに発表した数々のコラボレーションがテーマ。今や実物を見ることが難しいレアなコレクションなどが集結しています。
会場の「ジング」は1964年の東京オリンピックを記念して作られた五輪橋の近くにあります。
エントランスに入ると、池田亮司による幻想的なインスタレーション作品「クリティカルポイント」が。暗闇のなかで天井と床に映し出された抽象的な映像が次のゾーンへの期待感を高めてくれました。
創業者ルイ・ヴィトンのポートレイト作品。彼は創業当時、世界で展覧会が開催されるようなブランドになると思っていたでしょうか。
これは十一代目市川海老蔵の化粧ケース 「ボワット・ファルマシー」。成田屋の三升紋が見られます。
壁一面を彩っているのは「カレ ・ ド ・ ソワ(シルクスカーフ)」。世界の名画をテーマにした「マスターピースコレクション」でジェフ・クーンズによるモナリザを発見!
壁紙にはスティーブン・スプラウスが手掛けたグラフィティが採用されていました。
私が好きな建築家、故ザハ・ハディドがデザインした「バケットバッグ」のオブジェも。
バッグの内側はショッキングピンク、外側は白にモノグラムというデザイン。ザハの作品にしばしば見られる美しい曲線が印象的でした。
鏡に囲まれたルームには数々のコラボバッグが大集合。フロアにはヴィトンの顔ともいうべき柄「モノグラム」が効果的にデザインされていました。
ここは「コム デ ギャルソン」のデザイナー川久保玲が手がけた「バッグ ウィズ ホールズ」のコレクションが展示されているコーナー。モノグラム柄のバッグに大胆にも穴を開けたデザインのバッグは発表当時、大変話題となりましたね。このコーナーの展示は穴からバッグを覗くような演出がなされていました。この感性が素敵!
さて、日本人アーティストのなかでも、ルイ・ヴィトンとのコラボといえばこの人…といえるのが村上隆。マーク・ジェイコブスがヴィトンのデザイナーとなり、2003年の春夏コレクションに登場したコラボ製品が並びます。
そして村上隆と並んでヴィトンとコラボした日本人アーティストといえば草間彌生。2012年に発表された、おなじみのドット柄がデザインされたカラフルなコレクションはとても見ごたえあり。
このゾーンでは、日本とルイ・ヴィトンとのつながりを感じさせるコラボレーションが見られます。中央部分には存在感のある衣装が!これは山本寛斎がデヴィッド・ボウイに提供した通称「TOKYO POP」というジャンプスーツです。
山本寛斎は1973年にデヴィッド・ボウイがワールドツアーを行ったときの衣装を手がけています。このコスチュームを着た若かりし日のデヴィッド・ボウイの写真をご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。おふたりとも他界されましたが、この素晴らしいクリエイションは永遠ですね。
展覧会を見終わった後は別館のギフトショップへ。
これも「ルイ・ヴィトン &」展の楽しみの1つです。心を明るくさせてくれる色にあふれた空間は建築家・菅原大輔によるもの。フレグランスやスカーフ、パズルなど、美しくて心にぐっとくるものばかり!
なかでも世界の都市を案内する「シティガイド」やアーティストがその都市を訪れて街の様子を描いた作品が収められている「トラベルブック」、2016年から発行されている写真集「ファッション・アイ」には旅へのイマジネーションを掻き立てられました。
また、このギフトショップ限定のアイテム「LOUIS VUITTON &」の文字がエンボスされたカードケースもあり、希望者には最大3文字まで刻印してもらえます。
珠玉のコラボコレクションが見ごたえたっぷりのルイ・ヴィトンの展覧会。
会期中、またお出かけしたいと思います。
<ご案内>
LOUIS VUITTON &
2021年5月16日(日)まで
会場 東京都渋谷区神宮前6-35-6 jing
無料 ※要事前予約
https://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/magazine/articles/lv-and#
※開館時間など詳細はお問い合わせください。
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