待ち合わせにもOK。恵比寿ガーデンシネマ「&カフェ」
No. 186
オープンから20年以上を経た恵比寿ガーデンプレイス。
毎年冬になると中庭にクリスタルのオブジェが登場し、美しい夜景スポットとして話題を集め、多くの人たちを楽しませています。また、夏には「YEBISU GARDEN PICNIC」という野外シネマの会場にもなり、風を感じながら映画鑑賞できます。
このように夏も冬もおしゃれな催しが行われる恵比寿ガーデンプレイスですが、施設のなかには映画館「恵比寿ガーデンシネマ」もあります。
今回は待ち合わせスポットとしても使える「恵比寿ガーデンシネマ」のおしゃれなカフェにお出かけしましょう。
恵比寿ガーデンシネマは上映される作品のラインナップも評判がよいですが、鑑賞の環境にこだわりのある人からも人気のあるシアター。
2つあるシアターはそれぞれ187席、93席とこじんまりとしています。
どちらも座席とひじ掛けの幅が広く、ゆったりとしたシート設計になっているうえ、前後の配置をずらして鑑賞しやすいように配慮されているのが嬉しいところ。スクリーンには高画質の「4Kデジタルプロジェクター」と「7.1chサウンド」が採用され、クリアな映像と音が楽しめます。
この映画館はミニシアターに属すると思うのですが、エントランスをくぐると「映画」という時間を過ごしに来た人たちのために、心ときめく演出がなされてます。
ロビーには上映中の作品のポスターやこれから上映予定の作品の紹介などがズラリ。館内に身を置くと「シネマの空気」が漂っているのを感じるはずです。
その空気はパウダルームにも流れています。
昔の映画のワンシーンや俳優の写真があちこちに飾られ、とてもシックなデザイン。
聞いた話では女性と男性のパウダールームでは飾ってある写真が異なるのだとか。
パウダールームにまで心ときめく館内デザインは「HOTEL CLASKA」を手がけた建築・インテリアデザイン事務所のインテンショナリーズによるもの。
訪れた時は『オンネリとアンネリのひみつのさくせん』と『パリの家族』を上映していました。
「オンネリとアンネリ」はフィンランドの作家マリヤッタ・クレンニエミによる児童文学作品。シリーズで刊行され、映画もいくつか制作されています。
館内には「オンネリとアンネリ」シリーズの本も並んでいましたよ。
併設の「&カフェ」は映画館を利用しない人でも入れます。
私は恵比寿ガーデンプレイスでの待ち合わせにオススメしています。
「&カフェ」はおそらくシネコンにはない空間。
壁には映画のポスターや名画のワンシーンなどが配されています。
書棚には上映作品の関連書籍なども並び、どことなく図書館のような雰囲気。
開放感を誘う大きな窓ガラスの向こうにはシャトーレストラン「ジョエル・ロブション」が見えます。
wifiもあるし、カウンター席では電源も使えるので、PCでちょっとお仕事したい人には便利ですね。
この日、カフェでオーダしたのはレモンピールマフィンとコーディアルドリンク(イギリスのハーブとフルーツを使ったシロップ。炭酸水で割っていただきます)。
このマフィンはロンドンで人気のカップケーキ専門店「ノッティングヒル ケークス&ギフト」のもの。ここではシネコンとは一線を画すメニューを楽しめるのです。
コーディアルシロップのラベルもオシャレです。
レモン、エルダーフラワー、ベリー系など、どれにしようかと迷いましたが、この日の気分でレモンに。
スイーツのほか、軽食もソレントピザやチーズオムレツなど、凝ったメニューもあります。
また、上映作品によってコラボメニューもお目見えすることも。
映画館なのでガッツリ何かを食べるわけではありませんが、「&カフェ」には小腹を満たす気の利いたメニューがあるのでポイントが高いです。
恵比寿ガーデンシネマ2011年に惜しまれながら休館し、2015年に復活を遂げました。当時、その朗報に喜んだ映画ファンは数しれず…。以来、アート系作品をはじめ、お芝居やコンサートのODS(非映画デジタルコンテンツ)などを上映しています。
思索の秋には好きな映画館での作品鑑賞も良いですね。
見終わった後は映画の世界観に浸り、感性を潤す時間を過ごしましょう。
〈ご案内〉
恵比寿ガーデンシネマ
東京都渋谷区恵比寿4丁目20-2
電話 0570-78-3715
https://www.unitedcinemas.jp/yebisu
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