猫好きにはたまらない!尾道の猫旅
No. 249
「ONOMICHI U2」や「LOG」など、このブログではこれまでも尾道の旅を取り上げてきました。実は尾道は「猫の街」と言われるだけあり、街を歩くとよく猫に出会います。
そんな尾道で、猫好きにはたまらないスポットにお出かけしました。
場所は尾道の山側にある東土堂町。
インドの建築家集団が改装を手がけたことも話題をよんだホテル「LOG」にも近い、坂道が続くエリアです。
尾道は坂が多く、山側を歩く時は必ず坂に遭遇します。ひたすら急な坂道を黙々と上がるのですが、ふりかえって海(尾道水道)が目に飛び込んできた途端、幸せな気分に包まれます。
さて、東土堂町には「猫の細道」という約200mの路地が続き、ちょっとした探検気分が味わえます。
この路地の途中にあるのが魔法使いの住処にもなりそうな緑に覆われたカフェ「梟の館」。
使う人がいなくなった古民家を改装して作られた不思議な雰囲気のカフェは、さまざまなふくろうの置物が置いてあります。
これまで尾道にありそうでなかった世界観のカフェ。
店内での撮影は禁止なので、五感をフルにしてカフェの空間をからだに沁みこませましたよ。ちなみにこのお店では、レモンの生産量が日本一の尾道市瀬戸田町で収穫されたレモンを使ったレモンスカッシュをいただきました。
なお、このお店は満月の夜だけ「観月夜会」という完全予約制のワインバーになるそうです。
鬱蒼とした緑に囲まれて満月を愛でるとは、なんて粋なのでしょう!
いつかここでワイングラスを傾けながら満月を見上げたいものです。
お店の近くで見つけたのは「福石猫の聖地」。
聖地に入ると、丸っこい石に描かれた猫たちが!
この個性的な石の猫たちは「福石猫」といいます。
福石猫の生みの親は広島県尾道市を拠点として活動するアーティスト・園山春二さん。日本海の荒波にもまれて丸くなった石を約半年間かけて塩抜きし、特殊な絵具を3度塗り重ねて作られます。福石猫たちは尾道の艮(うしとら)神社でお祓いをうけた後、日の目を見るそうです。
実は前述のカフェ「梟の館」も園山さんのお店。
フランスで生まれ、長く東京でマスコミ関係の仕事をされていた園山さんは縁あって尾道に住むことになり、何もなかった坂道にカフェや猫の細道を作り、尾道の魅力を引き出していらっしゃいます。1998年に1匹目の福石猫が誕生し、今では尾道市内に約1,000匹がいるそうです。
福石猫のおみくじも引けます。
引いたおみくじは「梟の館」の下にある木に渡された縄に結ぶことも可能。もちろん記念に持ち帰ることもできます。
猫の坂道を下りていると、天寧寺の三重塔が見えてきました。
この三重塔は別名を海雲塔といい、尾道を代表する風景として知られています。
境内に入ると三重塔の下に黒猫が!
なんと2匹も!
福を呼ぶ、福石猫がリアル猫に出会わせてくれたのでしょうか(^^♪
観光地の猫だけあり、逃げることなく、人馴れしていました。
天寧寺は貞治6年(1367年)に尾道の道円の発願によって足利義詮(あしかがよしあきら)の寄進により建立されました。
お寺は足利氏の庇護を受けてきましたが、伽羅のほとんどが焼失し、残された三重塔は足利時代の貴重な建築物。なお、本堂の脇にある羅漢堂には526体の五百羅漢が安置され、羅漢像の下は座禅堂が設けられています。希望者は無料で座禅体験することができるんですよ。
天寧寺を後に向かったのは尾道のアーケード街。
近年、この商店町界隈には個性的でセンスあるカフェが続々オープンし、カフェ巡りも楽しみになりました。
この日は全面ガラス張りのスタイリッシュなカフェ「はとキッチン」へ。具材がピタパンにたっぷり詰められたファラフェルサンドがおすすめです。
イスラエル料理でビーガン向けのサンドイッチはボリューミー。ハーフサイズでおなかいっぱいに。
猫たちに癒された尾道。
福石猫やリアルな猫をはじめ、この街には心惹かれるものがたくさん集まっています。
次回の散策も楽しみです。
<ご案内>
梟の館
広島県尾道市東土堂町15-17
TEL 0848-23-4169
https://ihatov.in/chateau/
天寧寺
広島県尾道市東土堂町17-29
TEL0848-22-2078
https://shichibutsu.jp/temple/tenneiji.php
はとキッチン
広島県尾道市土堂1-7-3
0848-22-2037
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